2015年航空イベント総括!

今年ももう終わりが近づいています。
1年あっという間でした。
1年の締めくくりとして今年のイベントを振り返ってみましょう。



★今年の航空祭どうだった?★

今年は全国的に目玉がある航空祭が多い印象だった。
特に来年度は航空自衛隊の戦闘機部隊の大異動がある為、三沢、百里、築城、新田原の航空祭では各飛行隊が地元で最後のエアショーを盛り上げた。
異動部隊以外では、部隊の創立記念という基地が多く、沢山の記念塗装機(以下スペマ)が登場し航空ファン達を喜ばせた。

ブルーインパルスは今年も全国の航空祭やイベントで飛行したが、天候の影響で中止になった事も少なくなかった。

また、今年注目の航空祭と言えば44年ぶりにブルーインパルスが展示飛行を行った小牧基地オープンベースと、全国最大規模のエアショーである『MCAS Iwakuni Friendship Day Air Show』では3年ぶりに展示飛行が復活した岩国だろう。
両基地は他の航空祭とは比べ物にならない程の観客が押し寄せた。

[,w700]
小牧基地では44年ぶりのブルーインパルスということで例年の3倍程の7万人が押し寄せ、小牧とは思えない光景が広がっていた。



🌞お天気☔

[,w700]
今年はどちらかというと天候に恵まれなかった航空祭が多かった。
しかし、雨でも展示飛行をプログラム通りに行った航空祭もある。
今年の4月にデビューしたブルーインパルスの某フライトリーダーが雨男だという説は有力なようだ。


[,w400][,w400]
予行だけ晴れたという航空祭が多かった。



航空祭内容✈

[,w700]
今年はどこもいい印象だった。
どこの航空祭もかなり暴れまわってくれた。
雨でも航過飛行ではあるが、やれることはとことんやってくれてみせた。
機動飛行はどこも低空で会場の近くを飛んでくれたように感じた。
来年の航空祭が待ち遠しくなるような内容だった。



✧今年もスペマ祭りだ!✧

[,w700]
今年も去年に引き続き記念スペマが全国に大量に出現した。
どの基地にも2機づつ出現したが、岐阜基地は6機種(うち1機種はUAV)もの機体にスペマが施さるという前代未聞の出来事にファン達の間で大騒ぎになった。
あなたは今年何機のスペマに出会えただろうか?
ちなみに著者は16機だった。

[,w400]
数多く出現したスペマの中で特に注目されたのが岐阜基地のこの漆黒のF-4。
岐阜基地の部隊マークは衝撃波と人工衛星の軌道が組み合わせてあるものであり、そして宇宙飛行士の油井氏が元テストパイロットであった事から宇宙をコンセプトに塗装されている。
尾翼に描かれている飛行開発実験団の所属機のシルエットマークはT-7とXC-2を除く全機に共通の塗装が施された。



◇個人的な事◇
今年展開したイベントは小牧、熊谷、浜松ミニイベント、岩国、静浜、千歳、小松、明野、名古屋空港イベント、岐阜、浜松、岐阜記念行事の12か所でした。
初めて展開したのは熊谷と千歳の2か所でした。
また、レンズをSIGMA 150-500mm F5-6.3からSIGMA 120-300mm F2.8+TC-1401(×1.4)に変更し、撮影スタイルをCanon EOS 7Dサンニッパのスタイルに変更しました。



小牧基地オープンベース
[,w200][,w200][,w200]
今年最初のイベントは地元の小牧基地OPBだった。
噂通りブルーインパルスが飛来し44年ぶりに午後に展示飛行を行った。
午前中は例年通り地元組が展示飛行を行った。


[,w600]
展示飛行に向け離陸するブルーインパルス
春日井市小牧市上空を飛行しないという条約の為、西南から進入してきて会場正面で春日井ターンと呼ばれる180°旋回をするのみであったが、初めてブルーを見た人が多かった為か会場からは歓声が上がった。



熊谷基地さくら祭2015【予行】
[,w200][,w200][,w200]
本番の天気が悪そうだったので予行のみの展開になった。
この日は昼には雨が上がったが、シーリングの関係で時間を遅らせて予行を行った。
ブルーインパルスは第5区分を実施した。
ワイドローパス、デルタ360°、スワンローパス、サクラ、キューピット、ファンブレイク、ダブルナイフエッジ、ダブルクローバーリーフターン、720°ターン、チェンジオーバーターン、ナイフエッジ、サンライズが行われる予定だったが、空域にドクターヘリが進入してきてホールドをした為、4番機の燃料が少なくなりナイフエッジとサンライズは行われなかった。


[,w600]
予行では行われたチェンジオーバーターンだが、本番では途中から雨が降ってきたためダブルクローバーリーフターン以降の演技は中断になってしまった為、予行を見ていた人しか見ることが出来なかった。



・浜松広報館 F-15F-2地上展示イベント
[,w200][,w200][,w200]
毎年恒例の戦闘機の地上展示イベントが行われた。
このイベントは広報館のイベントの中で最も人気のあるイベントで、航空祭とは比べ物にならない程近づいて見学できるだけでなく、航空祭でもエンジンを回さない1術の機体がエンジンランナップを行う貴重な姿を見ることが出来る。
また、戦闘機がファンガードを付けた状態で展示されるのもこのイベントだけである。


[,w600]
1術のイベントなので、整備士がメインの珍しいイベントでもある。
整備士とのトーク会では女性が目を輝かせてイケメン隊員と会話をしている姿が結構見られる。



・MCAS Iwakuni Friendship Day 2015 Air Show
[,w200][,w200][,w200]
日本最大のエアショーが3年ぶりに復活した。
予行は雲一つない快晴だったが、本番は終日雨だった。
雨が降るも、プログラムは全て予定通り実施された。
今年はゲストとしてイギリスの民間アクロバットチームのブライトリングウイングウォーカーズが来日し展示飛行を行った。
海兵隊だけではなく、米空軍や空自、民間アクロチームも展示飛行に参加した。


[,w600]
ローテーション配備で岩国に展開していたジェスターのプラウラーも展示飛行に参加しファンを驚かせた。



静浜基地航空祭2015
[,w200][,w200][,w200]
今年もブルーインパルスは来なかったものの、ほかの基地から飛来した戦闘機が大暴れした。
毎年恒例のT-7の大編隊や県警ヘリの機動飛行も行われた。


[,w600]
例年小松のイーグルが飛来するが、305SQが新田原に異動する為百里のイーグルが飛来した。



千歳基地航空祭2015
[,w200][,w200][,w200]
今年初めて千歳に展開したが、台風11号の影響で雲が低く、航過飛行が中心の航空祭となってしまったが、そのおかげでシグナスを始めF-15やT-4が低空でパスを行い迫力のある姿を見ることができた。
ブルーインパルスは中止になったものの、室谷氏は気合と根性でアクロバットを行い会場を盛り上げた。


[,w600]
201SQ30周年記念のスペマ。
残念ながら地上滑走のみ。



小松基地航空祭2015【予行】
[,w200][,w200][,w200]
今年も本番が仕事と重なってしまったので予行に展開。
午前中にF-15による慰霊飛行が行われ、午後はブルーインパルスが1区分の予行を行った。


[,w600]
ミッシングマンフォーメーションを行うF-15
本番では行われなかった。



明野駐屯地航空祭2015
[,w200][,w200][,w200]
今年も青空の下開催された明野駐屯地航空祭
部隊の創立記念でスペマが何機か出現した。
今年も空自の戦闘機による機動飛行や、臨時アクロバットチーム明野レインボーがアクロフライトを行った。


[,w600]
先着1000名限定でチヌークの体験飛行ができる。



岐阜基地航空祭2015
[,w200][,w200][,w200]
今年もブルーインパルス不参加だったが、地元の飛実団が大暴れした。
飛実60周年ということで漆黒のファントムが登場しファンを喜ばせた。
更にXC-2がサプライズ飛行を行った。


[,w600]
機動飛行を行うブラックファントム。
非常に人気の高い塗装だ。



浜松基地航空祭2015
[,w200][,w200][,w200]
今年は雨に見舞われた浜松だったが、プログラムは一部変更されたものの、ほぼすべてが実施された。
ブルーインパルスも無事飛行することが出来た。


[,w600]
第1航空団60周年記念のスペマT-4も現れた。



岐阜基地 飛行開発実験団創立60周年記念行事
[,w200][,w200][,w200]
今年最後に展開したのがこの行事。
一般公開ではなかったものの、5機の航空機が編隊飛行を行った。
T-4以外の機体は全てスペマが施された。


[,w600]
傘型隊形で飛行する航空機。




最後に
今年も様々なイベントに展開してきました。
社会人ということもあってなかなか沢山の航空祭には展開できませんが、来年も沢山航空祭を楽しみたいと思います。
来年最初のイベント展開は小牧基地OPBになりそうです。
またブルーインパルスの展示飛行が予定されているので楽しみです。
来年も当ブログをよろしくお願い致します。
それでは良いお年を(^.^)/~~~